先日のライブから、僕のバンドZeek||:α)のCDを仮想通貨のNEM(XEM)で買えるようにしました。
NEM決済の導入手順や、導入してみた感想、改善が必要な点をメモしておきます。
NEM決済の導入を検討している人の参考になれば幸いです!
※インディーズバンドのライブハウスでの物販という、限られたコミュニティでの利用となるため、簡易的なものです。
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NEM(XEM)決済の概要
今回実施した仮想通貨決済の大まかな流れは、
- お客さんにCDの代金分のNEMを送金してもらう
- ウォレットに入金されたことを確認する
- お客さんにCDを渡す
というものです。
tipnemやtipmona、tipzenyのようなものでも良いかと思いましたが、決済っぽさを出すため、ウォレットを利用したやり取りにしました。
NEM(XEM)決済導入手順
1.ウォレットを作成する
まず最初にNEMを送金してもらう受け皿(ウォレット)を用意します。
銀行振込をしてもらうために口座開設するのと同じようなイメージですね。
決済時にPCが利用出来るのであれば、PC版のウォレットでも問題ありませんが、ただでさえ楽器や物販があり大荷物な状態なので、スマホ版のウォレットを利用しました。
2.入金用アドレスを確認する
ウォレットの作成が終わったら、アドレスを確認しましょう。
お客さんにはそのアドレスに対して送金してもらうことになります。
3.案内を作成する
「仮想通貨決済はじめました!」と言っても、アドレスが分からなければ入金出来ません。
僕はUnitagのQR Code Generatorを使って入金用アドレスのQRコードを作成し、Canvaを使って看板を作成しました。
どちらも利用しやすいサービスなのでお勧めです。
ちなみに完成した看板はこちらです。
ハガキサイズで印刷し、硬いカードケースに挟んで物販に並べます。
4.試しに入金する
これが重要です!
印刷した看板のQRコードを読み取り、入金してみます。
万が一アドレスが間違っていたり、こちらの手違いで入金出来ないようになっていた場合、トラブルの元です。
少額でも良いので試しに入金してみましょう。
僕はこのような手順で準備しましたが、スマホに表示された入金用アドレスのQRコードを見せるなどすれば、看板は無くても問題ありません。
実際に導入してみて
写真には写っていませんが、ライブハウスの薄暗い中でもしっかりと確認できるように、看板にLEDライトを取り付けました。
実際の導入イメージはこのような感じです。
ライブ自体は出演者も多く、50人位のお客さんが来てくれていたかと思いますが、この日の仮想通貨決済の出番は(予想通り(?))ありませんでした。
ただ実際に決済には使っていませんが、改善点が見えました。
改善が必要な点
説明が伝えられない
仮想通貨決済はまだあまり普及していないので、余程詳しい人でない限り、決済方法の説明が必要になります。
普通の環境であれば細かく説明出来ますが、ライブハウスなので転換中もセッティングの音だったりSEだったりでかなり大音量です。
このような環境だとおそらく説明が伝わらないでしょう。
出来れば仮想通貨決済の概要や、送金方法を説明した簡単なマニュアルを準備しておく必要があると感じました。
電波が悪い
これもライブハウス特有の問題かもしれませんが、地下にある防音設備が整った環境という事もあり、電波が悪い事が多いです。
Free Wi-Fiを導入しているライブハウスも増えて来ていますが、決済にFree Wi-Fiを使うのはセキュリティ上あまりお勧めできません。
Pocket Wi-Fiや、異なるキャリアの携帯電話を用意して、極力電波が拾える環境を自分で整えた方が良さそうです。
スマホのバッテリー不足
ライブハウスの電波が悪かった事もあり、ライブの途中でスマホのバッテリーがほぼゼロになりました。
入金の確認がスマホ頼みなので、バッテリーが切れてしまったらそれまでになってしまいます。
初歩的な部分ですが、モバイルバッテリーは必須だと思います。
まとめ
先日のライブでは仮想通貨決済の出番はありませんでしたが、今後も続けようと思います。
次回のライブは2018年3月17日(土)@F.A.D. YOKOHAMAです。
ライブの詳細はこちらをご参照ください。
お時間のある方、仮想通貨決済に興味がある方、ぜひ遊びに来てください!
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