Cubase10にバージョンアップ!オーディオインターフェイスが認識しない時の対処法

先日、今まで使っていたCubase 9.5から最新版のCubase 10にバージョンアップしたんですが、Cubase 10ではオーディオインターフェイスが認識せず、録音も再生も出来ない状態になってしまいました。

原因はASIOドライバだったんですが、結構盲点だったので情報共有いたします。

利用環境

PC

Windows 10 Ver.1803
CPU : Core i5 7200U
メモリ : 8GB

Asioドライバー

ZOOM R16_R24 ASIO Driver 2.0.0.3

オーディオインターフェイス

ZOOM R16

DAW

Cubase Artist 10.0.5

 

詳細は「バンドのセルフレコーディングに必ず持って行く機材10選」にも書いていますので、興味がある方はご参照ください。

事象

バージョンアップ後にCubaseを起動するとインターファイスが認識されておらず、In/Outともに未接続と表示されてしまう。

そのまま起動して再生しても、やはり音が流れないので「スタジオ」–>「スタジオ設定」を確認。

ASIOドライバーがZOOM R16用ではなく「Generic Low Latency ASIO Driver」になっていたので「ZOOM R16_R24 ASIO Driver」を選択しなおす。

すると「OSがサポートしていない」といった旨のエラーメッセージが表示される。(すみません。画面コピーとり忘れました。)

Cubase 9.0やCubase 9.5では問題なく認識する

OSがサポートしていないといったエラーだったので、試しにCubase 9.0や9.5を起動してみましたが、正常に認識されました。

なので、純粋にOSが原因という事ではないようです。とすると、Cubase 9.5と10の違いによるものかと思いましたが、正直、何が原因か分かりませんでした。

ちなみにCubase 10になって追加された新機能は下記のとおりです。

  • VariAudio 3: オーディオの補正編集をさらにクリエイティブに。スマートコントロールにより作業をスピードアップ。
  • MixConsole スナップショット: プロジェクトの異なるミックスや設定を保存し瞬時に比較可能。
  • オーディオアライメント: 複数トラックのタイミング合わせを簡単に。
  • 新しいチャンネルストリップ: メータリング、機能、GUI を全面的に改良。
  • 32ビット整数 / 64ビット浮動小数点オーディオファイル対応: 高音質にさらに磨きをかけたオーディオエンジン。
  • サイドチェーン手順の改良: サイドチェーンテクニックを素早く簡単に設定。
  • Groove Agent SE 5: ドラム&ビートメイキングがさらに進化。
  • 5 GB のサウンド&ループ: 6組のプロデューサーによるサウンドコンテンツ。
  • AAF 対応: 他社製アプリケーションとのファイル互換性をさらに向上。
  • Distroyer: アナログ的なドライブから破壊的な歪みまで使えるプラグイン。
  • REVerence: プリセットの管理、操作性を向上。新たに 20 の IR データを追加。
  • レイテンシーモニター: レイテンシーの発生源や数値を正確に把握。
  • HiDPI ディスプレイ対応: macOS の高解像度ディスプレイ表示に対応(Windows 10 では限定対応)。
  • メディアラックとプラグイン: ドラッグ&ドロップによるエフェクト / VSTi 操作と表示の改良。
  • MPE 対応: MPE デバイスを接続して新感覚の操作が可能に。
  • 映像との連携: サウンドトラック作成機能がさらに進化。
  • VR ツールセット: VR コンテンツ制作に対応した直感的かつ高度なツールを装備。
  • ARA 対応: ARA 規格プラグインとの互換性を拡張(後日予定)。
  • その他操作性、パフォーマンス、クオリティを全面的に改良。

Steinbergの記事より引用
https://japan.steinberg.net/jp/news_events/news_list/detail/article/cubase-10-4928.html

この文章を読んで、さらっと理解できるレベルまで達したいものです。。。

ZOOM R16は2009年の発売なので、Cubase 10のような最新DAWだと対応しきれないのかなと思い、新しいオーディオインターフェイスを買おうかとも考えました。

困ったときはググる

Twitterを見てもCubase 10にしたことでオーディオインターフェイスが認識しなくなったという事象の報告は無く、ひたすらググり続けたらZOOMの公式サイトにこんな記事が載っていました。

下記の不具合修正版として、R16 / R24 ドライバ(Windows版)のバージョン2.1.0をリリースしました。

Windows 10 Anniversary Update (Ver1607) 64bit環境でR16 / R24を使用すると、Ableton LiveでR16 / R24を選択できない。

ZOOM公式サイトより引用
https://www.zoom.co.jp/ja/R16_R24-driver

Windows10のバージョンは違う(1803)し、そもそも同じ環境内のCubase 9.5なら認識するので、関係ないとも思いましたが、「R16を選択できない」という部分の解決策として出ていたので、試しにバージョンアップしてみました。

すんなり解決

旧バージョンの2.0.0.3を削除し、2.1.0.9を入れた後Cubase 10を起動したら、すんなり認識されました。

結論:困ったらググれ。そして気になったものを片っ端から試せ。

結論としては、困ったら色々なキーワードでググりましょう。

またバージョン情報や細かい違いは気にせず、怪しいと思ったものは片っ端から試してみましょう。

この記事もオーディオインターフェイスが認識できなくて困っている誰かに届けば幸いです。。。