BRAHMANの「梵唄 -bonbai-」を勝手に全曲レビュー

5年ぶりのフルアルバムとなったブラフマンの「梵唄 -bonbai-」を、初回限定盤のさらにMCダイジェストCD付きで購入したので早速レビューします。

※いつも通り好き勝手に書いた感想です。

 

梵唄 -bonbai- 各楽曲の身勝手レビュー

1. 真善美

歪みの少ないギターで如何にラウドさを表すかを追求すると、こういう感じになるんでしょうね。

ハードコア等のラウドバンドだと音圧を求めてそびえ立つ壁のようなギターサウンドにする事が多いですが、最近のBRAHMANはこう言った控えめな歪みのサウンドが多いですよね。でもしっかりとラウド。

 

2. 雷同

2:00~2:20を除いてはとにかく攻める激しい曲ですが、その20秒だけはポップです。この辺りは9曲目の「不倶戴天」も同じ雰囲気ですね。

格好良い!ライブで観たい!

 

3. EVERMORE FOREVER MORE

前作「超克」に収録されている「Jesus Was a Cross Maker」同様、近年珍しい英詞の曲です。

ただし「Jesus~」はJudee Sillのカバーなので、オリジナルの新曲で英詞となると2008年リリースの「Antinomy」まで遡りますね。

「戻ってきた」と表現するべきか、「新境地」と表現するべきか。僕は後者を選択します。

 

4. AFTER-SENSATION

サビでテンポアップする曲はよくあっても、この曲のようにサビでテンポダウンする曲って珍しくないですか?

こういう手法もあるんですね。

 

5. 其限

ギターがイントロ、Aメロ、Bメロ、アウトロで共通したフレーズを使っているのに飽きが来ないのは、ベースのフレーズとバスドラのタイミングで各セクションの印象を変えているからなんでしょうね。勉強になります。

あと、スタッカート気味なボーカルってBRAHMANには珍しいですよね。

CDだとそこまでスタッカート気味ではないですが、初回限定盤のライブDVDではしっかりスタッカートしてます。

 

6. 今夜

ドラマ、CM、映画に引っ張りだこの菅田将暉さん主演の映画「あゝ、荒野」の主題歌です。

コーラスが綺麗だと思ったら、the HIATUS / MONOEYESの細美さんが歌っていました。

メロディの雰囲気からなんとなーくGOING STEADYを連想してしまったのは僕だけでしょうか。

 

7. 守破離

  • ドラムから始まる
  • オリエンタルな雰囲気のギターとベースが加わる
  • タンバリンも使っている

と書くとTONGFARR辺りを連想しますが雰囲気は異なっていて、こちらはキックボクシングイベント「KNOCK OUT」の公式テーマソングと言うだけあって、戦闘モード全開の曲です。

めっちゃ格好いい!

TONGFARRの頃とは音作りが全然違いますね。

 

 

8. 怒涛の彼方

スカパラのホーン隊が参加しています。BRAHMANにホーンが入っているのって他にあったっけ…?

って言うかどれだけバスドラ踏むんだ!

 

9. 不倶戴天

曲の中に喜怒哀楽が全て共存しています。

喜怒哀楽の「喜」の部分(MV 2分00秒~)がツボです。笑

 

 

10. ナミノウタゲ

2018年3月3日公開の映画、「生きる街」の主題歌です。

MVに見入ってしまう。

 

11. 天馬空を行く

曲自体は2016年3月に発表されましたが、今回アレンジが変わりました。

アルバムラスト2曲目らしいエモさがある曲です。

 

12. 満月の夕

SOUL FLOWER UNIONの中川さんの三線や、HEAT WAVEの山口さん、うつみようこさんによる囃子が入り、沖縄感満載なカバー曲です。

オリジナルはSOUL FLOWER UNIONの中川さんとHEAT WAVEの山口さんの共作です。

この曲は沖縄感満載ですがちゃんとBRAHMAN調に仕上がってます。

バンドをやっている身からすると、「どんな曲調でも自分たちのサウンドになる」というのは憧れです。

 

最後に

昔のBRAHMANの「静と動」は「クリーンと歪み」の印象が強かったですが、最近のBRAHMANは「激しさと明るさ」を混ぜてきている印象があります。

過去2作くらいはかなりハードコアな仕上がりになっていましたが、今作は歌に重点を置いた曲が増えたので、今までと違った雰囲気が出ています。

ベースのうねり度は上がり、ギターのお洒落さも上がっています。

前作「超克」の纏まりや完成度も高かったですが、曲のバリエーションが豊かな今作もおすすめです!

初回限定盤に付くDVDは、2015年8月のアンチノックでのライブの様子が収録されています。これもまた必見!