現役バンドマンが選ぶ、子供にお勧めなギター

もうすぐ2歳になるうちの娘は、1歳になるあたりからよく音楽を聞かせていたからか、歌が大好きです。

また、僕自身子供の前でギターを弾いたり、ドラム代わりに箱を叩いたりしているので、楽器にも興味を持ってきています。

おもちゃの楽器はいくつか持っているものの、折角だから本物の楽器を持たせたいと思い、楽器屋で子供にお勧め出来そうなギターを4本試奏させてもらったので、その中で一番気に入ったものを紹介します。

 

目指すところ

親の心子知らずと言うので、子どもからしてみたらいい迷惑かも知れませんが、娘には楽器を趣味にしてもらいたいです。

中でも吹奏楽の管楽器や弦楽器というよりは、軽音楽の弦楽器や打楽器を好きになってもらって、将来一緒にスタジオでセッション出来れば最高です。

そんな個人的な思いは置いといて、若手スーパーギタリストの山岸竜之介(LIFE IS GROOVE)はインタビューで、3歳くらいでギターを触り始めたと語っているので、娘が興味を持ってくれるか分かりませんが、そのくらいには子供用の楽器を準備しておこうと思います。もちろんオープンチューニングで。

 

子どもにお勧めのギターとは

子どもにお勧めなギターの選定基準は、

  • 小型で軽量
  • 弾きやすい
  • 大人でも楽しめる(子どもが興味を持たなかった場合に自分で弾けるように)

の3点です。

それ以外の部分に関しては、ギター歴約20年のわたくしが、独断と偏見で(?)評価しました。

小型で軽量なギターを4本試奏させてもらった結果、弾きやすくて大人でも楽しめるものは一本だけでした。

そのギターがこちらです。

Pignose(ピグノーズ)のPGG-200というモデルです。

 

ピグノーズの良かった点

弾きやすい

ムスタングやジャガーなどと同じ24インチスケールなので、とにかく弾きやすかったです。

試奏したものの中には、さらに短い独自スケールを採用していて、チューニングが一般的なEADGBEではないものもありました。

ギターが弾ける人のサブギターとして考えるのであれば、それでも良いかもしれませんが、子供の一本目と考えると、ある程度スタンダードなものが良いかと思います。

3歳児に24インチスケールは長いとは思いますが、短すぎるスケールの独自チューニングを採用したモデルよりは、24インチスケールの12フレットにカポをつけて、オクターブ上の状態にした方が弾きやすいかと思います。

なお、重さは2.8キロとの事です。

 

音が良い

アンプ内蔵のモデルもいくつか試しましたが、一番音が良かったです。

他のモデルはとにかく音が軽かったり、ディストーションモードにしても歪ませるにはかなりの大音量にしないと歪まなかったり、おまけ程度の性能しかありませんでしたが、このピグノーズはさすがアンプも出してるメーカーのギターだなと思える音でした。

ハムバッカーを搭載しているためか、歪ませても心地いいサウンドでした。

ちなみにちゃんとアウトプットとヘッドフォンアウトが付いているので、100Wのマーシャルに繋いで爆音で鳴らしたり、ヘッドフォンを使って静かに練習したり、いろんな楽しみ方が出来ます。

 

素材が良い

3万円しないモデルだと、聞いたことのない木材を使用していたり、独自のパーツを採用していたりする事が多いですが、このピグノーズは、ボディはバスウッドであるものの、メイプルネックのローズウッド指板orメイプル指板となっており、ちゃんとした木材が使われています。

またピックアップも特殊な規格ではないため、音に拘って交換してみるのも面白いかもしれません。

 

まとめ

ミニサイズのギターを4機種試奏させてもらいましたが、ピグノーズが一番良くできたギターでした。

というか、大人も楽しめるという基準で選んでしまったためか、これ以外の機種は正直なところ残念な部分が多かったです。

3歳の誕生日までにはスライドバーと共に娘にプレゼントしたいと思います。